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おまたせしました。

自分視点ではありますが、今回のモニターの総括でも書いてみたいと思います。

まず何から書いたらいいんだろうか。。
とりあえずNetぼかりすがどういうシステムなのかを軽く説明したいと思います。

【どうやってデータをつくるの?】
まずYAMAHAさんから渡されたのがNetぼかりすのHTMLアプリケーションです。
簡単に説明するとテキストファイルとwavファイル(音声)をヤマハのサーバーにおいてあるぼかりすに投げ入れて、解析データをVSQファイルでダウンロードするものです。

インターフェイス

ちなみに上からインストールされているボーカロイド(最初のエラーが発生した時点で1度全ボカロアンインストールしましたorz)が表示されます。

でここで選択したキャラの性能に合わせて解析を行うようです。つまりミクを選択してNetぼかりすを通した場合、エディタ上でもミクをつかわなけらば効果が変わってくるという事です。

自分は当初ルカで作成予定でしたので、ルカオンリー入れなおしをしましたがちょっと厳しかったのでミクを途中から導入。
なので現時点でリンレンとメイコがいません。。。とりあえず後で入れなおす。

その後
ファイルを選択→アップロード→解析→ダウンロード

という流れになります。

予断ですが、最初色々実験をしてみました。

・ハイテンポのフレーズ
・スローテンポでのフレーズ
・コンプレッサーで処理を行ったボーカルを使用
・別のボーカロイドのwav素材
・ピアノの音源を使ったwav素材

まぁ簡単にですが、自分の感じだと伸ばすフレーズは比較的読み取りやすいのかな?と感じました。
早い歌いまわしや、細かいフレーズは苦手っぽいです。(ちゃんと音符の分割をしてくれない)
あと楽器や他のボーカロイドの歌声音源でも可能でした。

それでは次に実際に行った処理やベタうちのサンプルを公開したいと思います。

【かえるの歌でテスト】
みなさんおなじみのかえるの歌でテストを行ってみました。
まずは元のデータを3パターン用意してみました。

1.http://db4.voiceblog.jp/data/ichiutaibito/1241033786.mp3
本人のクセも含め音程や抑揚に揺らぎあるもの。

2.http://db4.voiceblog.jp/data/ichiutaibito/1241033797.mp3
極力揺らぎやクセをなくしたもの。

3.http://db4.voiceblog.jp/data/ichiutaibito/1241033802.mp3
歌い方自体を変えたもの。

この3パターンをぼかりすに送ってデータを作ってみたものを手を加えずにwavに書き出してみました。(ボーカルはルカです)
ちなみに元データの音程→エディタで1オクターブ上げてみたものと並べてみました。


1. http://db4.voiceblog.jp/data/ichiutaibito/1241033621.mp3
やはり音量の揺らぎがあります。嫌う人は嫌ってしまいそうです。
ある意味ボーカルの生々しさが一番あらわれてるのもこれだと思います。

2. http://db4.voiceblog.jp/data/ichiutaibito/1241033632.mp3
幾分ムラがなくなったような気がします。
これくらいが聴きやすいのかなとおもいます。凝り過ぎると駄目なのかなってかんじですw

3.http://db4.voiceblog.jp/data/ichiutaibito/1241033639.mp3
音符がとんでます。このようにちゃんと音符を拾ってくれない時もあります。また、基本的にα版はダイナミクスとピッチとピッチベンドのみのパラメータが反映されるのでその他は手動です。

かえるの歌程度だと結構綺麗にできてる気がします。

しかし実際の楽曲では細かい歌いまわしや、しゃくり、抑揚のアップダウンと色々あるので大まかにベタ打ちで満足!というわけにはいかないです。

次に実際楽曲で行った処理について簡単に説明したいと思います。

【デモ楽曲について】



当初ミクではなくルカをメインボーカルで考えていました。
なので音域等ルカでモノを前提で作っていましたが、4月後半になっても上手く歌ってくれない!

でミクで歌わせてみたところ結構ヌルっと歌ってくれたのでミクでいきました。

今思えば上手く歌っていなくてもルカの方が息遣いが出てて良い感じだったかもしれません。ちょっと後悔。

因みにルカでサビ
http://db4.voiceblog.jp/data/ichiutaibito/1241035123.mp3

手作業で処理後です。ベタうちだと
http://db4.voiceblog.jp/data/ichiutaibito/1241035846.mp3

でこれをDAWに読み込ませてオケと合わすのですが、タイミングがずれます。(ちょっと専門的な話になります、、、すいません><)

自分はSONAREのPE7を使っていますが、付属のV-vocalというソフトでずれた音程と、タイミングを手作業で合わせていきます。
V-vocal


うちのPCでV-vocal開くとやたら落ちます。(特に既にトラック数が2桁になってると)
データが多分10回以上飛んでる・・・。こまめに保存しないと死ねます。

その後エフェクト処理を施します。
ぼかりすの場合揺らぎというか、抑揚が変な音量差になっているのでコンプレッサーでがっつり潰します。

かけたエフェクトの種類と順番としては

がっつりコンプ→EQ(高音カット)→マルチバンドコンプ→EQ(高音強調)→コンプ(軽め)→EQ(全体的なバランスの調整)→エキスパンダー→ディエッサー

でした。ここにきてやっと原曲のボーカルです。

あと音量差や子音の強調をオートメーションで補正しています。

ミクでぼかりすを使用するとやはり元が抑揚の無いストレートな歌い方が得意なボーカルなので音程があってるのに音痴に聴こえてしまったのかもしれません。
(原曲のメロディーの作り方にもよると思います。杏あめさんの楽曲のミクは非常に綺麗に聴こえました。)

ちなみにぼかりすで一気に楽曲のボーカルを書き出すのではなく自分はパートごと、要所要所で分割して作りました。
(Aメロだけだったり最後の「ねぇ」だけだったり)

やっぱり一曲丸ごと変換すると音符をきちんと読み込んでくれなかったりしましたね。

さて最後にまとめとして、今後の改善点や可能性について。

現時点でのNetぼかりすαではダイナミクスとピッチとピッチベンドしか解析してくれません。

もうすこしリアルに近づけるのであれば、[ブレスを読み込む機能]などをつけてくれるとまた違った味がでるかもしれません。

歌詞
あいしてる[ブレス1]きみを

みたいな感じで任意の場所にコマンドで指定できるみたいな。

今後のぼかりすの可能性ですが、自分は「ぼかりす」というものはあくまで1つの「ツール」であってVOCALOIDという1つの「文化」の部品であるのだと考えています。

だから手作業を否定しませんし寧ろ対抗してお互い競い合い技術を昇華させていくものだと思います。
現に去年ぼかりすが発表された時自分も悔しくて手作業で対抗して1曲作った事がありました。



まぁ見事にすべったわけですがwww

それにぼかりすの技術は単なるVOCALOIDの入力ツールとして終わって欲しくないです。むしろ現在身近にあるテスターがVOCALOIDであってもっと、大きな枠で見ていただけたらなと思っています。


例えばインターネット社が出しているDAWソフトSSW(シンガーソングライター)に「鼻歌作曲」というツールがあります。今後ぼかりすの技術が進歩する事でこういった「素人でも簡単に作曲ができる」という「音楽への入り口」が増える事を願います。

また理想論かもしれませんが「人工的な声の創造」というのは様々な場面で活用されるかもしれませんし。(例えば事故や病気で声を失ってしまった方の第2の声として。もし今自分が声を失ってしまう事があれば生きる希望を失ってしまうと思います。一つの可能性としてこういったことに活用できるのではないでしょうか。)


手作業だからこそ愛着が湧くし、その苦労が報われた時嬉しい事も自分は誰よりもわかっているつもりです。
でも「ぼかりす」という存在に「手作業で培った俺の居場所が奪われる」なんていう悲観的なことは言ってほしく無いです。
逆に「なにくそ、このやろう。負けるか」と奮起してほしいです。
だから「~Pのミクは個性があっていい!」だとか「ぼかりす」に負けて欲しくないですwww


初心者やうまくエディタを扱えない人にとっては
「VOCALOIDって難しいと思ってたけど、声で入力出来るなら機械が苦手な私にも出来るかな?」とVOCALOIDの文化を広げる切っ掛けになってほしいと思っています。

最後に自分には一つ目標があって、「歌い手としての一/ichiとアーティストとしてのVOCALOID」でCDを作りたいと思っています。(今年中に出せるように準備してますが。。。どうなるやらw)

これも一つの新たな文化の創造だと思っています。
人間と機械の声のコラボレーション。新たな音楽の形としてどうでしょうか?


まだまだα版の赤ん坊です。これから皆さんと一緒に育てていけたらいいんじゃないかと思います。



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なんか動画コメで質問とかがあったんで一部回答

・音痴でもできるか?
基本的に入力された音程で解析されるのでやたらめったら外しまくってると音痴のまんまで吐き出されます。解決策としては、アップロード前にオートチューンなどで音程の修正、むしろ歌わずに楽器で入力、吐き出されたVSQのピッチを手作業で直すのどれかだと思います。
ある程度歌える人にとっては雛形を作るのが楽かも(´ω`)

・うp主って音痴?
音痴では無いと思いますwww
ただ上手い人に比べて、自分はピッチを取る作業が苦手です。
何とか上手く歌えるよう努力してるつもりですが、まだまだ練習不足ですね!頑張ります。

・トーンが低い方がいいのでは?
実はこの曲でのミクのジェンダー(値を高くするとオカマっぽく、低くするとコロスケボイスになるやつ)の値ですが結構高めです。86だったかな?
ぼかりすの影響か解りませんがどうもそこまで効果的に使えてなかったのかな?、、ちょっと残念。

余談ですが昔コワネという曲でGEN100で作った事があります。


当時低いミクはは珍しくて、受け辛かった方が多かったのを覚えていますwwww初期の楽曲はGEN結構高めでやってました。

・ラストの「教えて・・・ねぇ」が凄いけどぼかりすの結果?
実はこれ手作業で作ってます。
ささやきボイスを作りたかったんですが、α版ぼかりすではそこまで再現できないので今までの経験とDAWのエフェクトで頑張りました。

ある意味、その部分だけ反ぼかりすですwwwww


最後にVSQとかwavのデータをzipでおいておきます。
何かに活用していただいたり、参考にしていただけたら幸いです。
ftp:ichi.no-ip.net/kaisetsu.zip

大変長いものになってしまいましたが、ここまでお付き合いいただきありがとう御座いました。今後とも宜しくお願いします!

とりあえずリベンジwww
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テーマ: 【VOCALOID】 関連動画紹介
ジャンル: 音楽

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